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北海道住宅通信 2017年1月25日号
現場の「助っ人」はミャンマー人 4月から大工見習い技能実習
住宅建築現場での職人不足が道内でも深刻化するなか、これまで馴染みが薄かったミャンマー人を技能実習生として受け入れる建設関連企業が増えている。ミャンマー政府公認の技能実習生送出し機関の一つ、アーバーフィールド(ヤンゴン市)は2015(平成27)年8月、札幌市内に北海道営業所を設立。提携する監理団体を通して、これまで20人のミャンマー人技能実習生を道内企業に送り出し、今年3月までにさらに40人の送出しが決まっている。ミャンマー人の技能実習の実情を取材した。
■実習は最長5年に
 アーバーフィールドが3月に送り出す40人のミャンマー人技能実習生の受け入れ企業は、建設業(4社)、食品製造業(3社)、自動車整備業(1社)。建設業の中には札幌市内の工務店も含まれており、4月から道内の住宅建築現場で初めてミャンマー人の技能実習生が大工職人の見習いとして実習をスタートする。
 外国人技能実習制度には、国内企業が現地法人や取引先企業の職員を受け入れる「企業単独型」と、商工会や中小企業団体など営利を目的としない団体(監理団体)が受け入れて会員企業等に派遣する「団体監理型」の2種類があり、道内は後者が一般的。
建設関係の対象職種は建築板金、建築大工、型枠施工など21職種31作業(昨年12月末現在)。実習生の技能修得の成果が一定水準以上に達したと認められると、実習機関(受け入れ企業)は最長3年間の技能実習を行うことができる。
 昨年11月28日、「外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律(技能実習法)」が公布され、技能実習期間は年内にも最長5年に延長される予定。
現行の外国人技能実習制度は2010(平成22)年7月にスタートし、当初は中国人実習生が多かったが、中国経済の発展により日本で実習を受けようとする若者が減少、最近はベトナム人の実習生が増えている。しかし、ベトナム人実習生に対する日本側の受け入れ希望が急増し、「優秀な実習生を選びにくくなっている」(関係者)という。
■自己主張なく素直
そこで注目されたのが敬虔な仏教徒が多いミャンマー人。アーバーフィールド道営業所は「ミャンマー人は自己主張せず、言われたことを素直に受け入れ、真剣にやり遂げる」と強調する。
 昨年9月に3人のミャンマー人技能実習生を受け入れた型枠施工の隆成建設(札幌市、土田実社長)は、「当初は外国人の受け入れに不安もあったが、ミャンマー人は言葉のハンデがある分、他人の仕事を真剣に真似ようとする。周囲に対する気配りも日本人以上」(土田社長)と太鼓判を押す。同社は今年さらに3人のミャンマー人実習生を受け入れる予定だ。
 ミャンマー人実習生を受け入れるには、まず現地で面接を行い、採用者を決める。アーバーフィールドは、実習生が日本に入国後、速やかに実習をスタートできるよう、事前にミャンマー国内で半年前後の日本語教育を行ってから送り出している。1つの企業に必ず2人以上のミャンマー人を受け入れてもらうことで実習生の精神面にも配慮している。「今まで面接の結果、採用に至らなかったケースはない」(アーバーフィールド)という。
■ほぼトラブルなし
外国人の技能実習を巡っては、実習生が実習途中で行方不明になったり、給与を巡る金銭トラブルなどが問題化したことがあったが、アーバーフィールドが提携する監理団体は、実習生、送り出し機関、実習実施機関それぞれの適格性を確認したうえで実習生を派遣しており、これまでトラブルはほとんどないという。
 道営業所には常駐のミャンマー人通訳が実習生の生活全般をバックアップしている。「年末までに100人を超えるミャンマー人技能実習生が道内で実習を受けることになりそう」(担当者)と話している。

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株式会社北海道住宅通信社 札幌市白石区南郷通6丁目北5-15 TEL.011-864-8580 FAX.011-864-6321

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